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執筆者の写真シープイッシュ

「沼への道」予算10万円前後で探す男心をくすぐるクロノグラフ腕時計5選!

 

腕時計を所有していない人、この1本で腕時計の沼へ。

そんな腕時計初心者を沼へと誘い込む、男心くすぐる腕時計をラインナップ。

勿論マニアにも刺さるはずだ。

デザイン性や使い勝手、歴史的観点でご紹介。

予算は10万円前後で新品で購入できるクロノグラフウォッチを5本ピックアップしてみた。

(2024/08/20現在)



[1] HAMILTON(ハミルトン)Khaki Aviation PILOT PIONEER CHRONO QUARTZ 41mm

HAMILTON Khaki Aviation PILOT PIONEER CHRONO QUARTZ 41mm スペック

SKU:H76522531 コレクション:カーキアビエーション キャリバー:G10.212 ムーヴメント:クオーツ

ケースサイズ:41㎜ 厚さ:12.47㎜ ダイヤルカラー:ブラック ケース素材:ステンレススチール

風防:サファイアクリスタル ベルト幅:22㎜ 防水性:10気圧防水 ベルト:カウレザー 価格:102,300


1本目に紹介する腕時計は腕時計の名門スイスからHAMILTON。

130年を超える歴史を持つ老舗腕時計メーカーである。

HAMILTONは元々1892年にアメリカのペンシルバニア州ランカスターで創業。

懐中時計を初めとして、数多くの時計を品質と精度がビジョンの中心にあるという理念と共に生み出し続けた。

当時のHAMILTONの懐中時計は優れた品質と精度でアメリカ軍に認められ、現在に至るまで5度「Army-Navy ‘E’ Award」を受賞している。

また、第一次世界大戦、第二次世界大戦ではアメリカ軍にミリタリーウォッチの供給、1942年から1945年の間、腕時計やマリンクロノメーター等の供給を軍に行う等、HAMILTONの物づくりへの信念や腕時計の高い信頼性が感じ取れる。


そんなミリタリーウォッチのパイオニアが提案する10万円前後で購入できる腕時計、「Khaki Aviation PILOT PIONEER CHRONO QUARTZ 41mm」。

価格は102,300円と予算内。

ムーブメントはクオーツでメンテナンスや精度の面で日常使いに嬉しい仕様。

ケースサイズは41mm、厚みは12.47mmと大きすぎず小さすぎずで所有感、着用感の面では申し分ない一本だ。



ダイヤルの質感とベルトの質感がミリタリーウォッチとしてのプライドを感じる。

クロノグラフ機能がついて10気圧防水、頼れる人生の"お供感”がとても強い。

ミリタリー好きにはたまらない至極の一本だ。



[2] CORNICHE(コーニッシュ)Heritage Chronograph 39.5mm

CORNICHE Heritage Chronograph 39.5mm スペック

SKU:cw-hc-bl キャリバー:Seiko VK64 ムーヴメント:メカクオーツ ケースサイズ:39.5㎜(高さ39.5㎜)

厚さ:11.5㎜ ダイヤルカラー:ブルー ケース素材:316L ステンレススチール PVD コーティング 風防:サファイアクリスタル ベルト幅:20㎜ 防水性:5気圧防水 ベルト:レザー 価格:80,300


2本目はスウェーデンストックホルムからの新星CORNICHE。

CORNICHEは2012年にNiklas RojaとFelix Winqvistによって誕生する。

CORNICHEより「人々の最も大切な所持品である「時間」を刻みながら、人々をより良く見せていくお手伝いをしていく事」をミッションに掲げ、繊細かつシンプルな腕時計づくりを行うメーカーである。


ここで紹介するのは「コスパの面で右に出るのはいないのでは?」と感じてしまうCORNICHEのコンプリケーションウォッチ。

見た目の高級感は写真からでも伝わってくる繊細な仕上げ。

そんな体には驚きのセイコー製のメカクオーツが内蔵されている。

メカクオーツはクオーツと機械式ムーブメントを組み合わせた「ハイブリッドムーブメント」と言われるものだ。

精度の面で懸念される機械式ムーブメントをクオーツの精度で補い、ロマンの面で懸念されるクオーツを機械式ムーブメントで補うといった感じだろうか。

ロマンの面で特筆して挙げるのであれば、クロノグラフのリセット時にクロノグラフ針が0に戻っていくタイミング。

クオーツの場合はスイープバックが主流だが、このムーブメントは0に戻る際に機械式ムーブメント特有の瞬時で戻る仕様にしているのだ。



そんな機械を詰め込んでいるケースサイズはなんと39mm。

厚みも11.5mmに抑えている。

日本人の細腕にバッチリハマるケースデザインとなっている。

拘り満載の機能に加えて5気圧防水と1年保証までついて価格はなんと80,300円だ。

スウェーデンのブランドとは言え、日本でも取り扱っている店舗が増えてきている為、見かけたら是非一度手に取ってほしい。



[3] VICTORINOX(ビクトリノックス)I.N.O.X CHRONO 43mm

VICTORINOX I.N.O.X CHRONO 43mm スペック

SKU:241986 ムーヴメント:クオーツ ケースサイズ:43㎜ 厚さ:13㎜ ダイヤルカラー:レッド

ケース素材:ステンレススチール ベルト幅:21㎜ 防水性:20気圧防水 ベルト:ラバー 価格:121,200


3本目はスイスのマルチツールメーカーからVICTORINOX。

VICTORINOXは1884年創業のスイスの老舗マルチツールメーカーである。

VICTORINOXといえばナイフを思い浮かべる人がほとんどではないだろうか。

それもそのはず創業後1891年にスイス軍に初めてスイス製のソルジャーナイフの供給をするなど、ナイフとしての歴史が古いブランド。

腕時計の歴史が始まったのは1989年のこと。

かつての米国の販売提携先とともに、スイスアーミー・ブランドとして北米の"ウォッチ"市場に参入した。

2016年にはスイスのデレモンに「Watch Competence Center」を建造し、より腕時計の進化に力を入れている。

VICTORINOXの腕時計は戦車が乗っても壊れないとしても有名である。


そんなVICTORINOXの腕時計の看板商品が「I.N.O.X.」シリーズだ。

3針のモデルとクロノグラフのモデルが存在する。

先程触れた「Watch Competence Center」で設計、製造、テストを一貫して行い、革新的な技術によってこの頑丈な腕時計は生み出されている。

ISO認定の耐衝撃性と耐磁性機能、傷防止コーティングを施したアイコニックなI.N.O.X.ベゼルを備えたVICTORINOXの力作であり名作だ。



クロノグラフ機能、ねじ込み式スクリューケースバック機能を備えて200m防水を実現。

ここまでの技術と性能で価格は121,000円に抑えている。

アウトドアを趣味にしている方は是非一度手に取って見てみてほしい。

本場スイスの腕時計の魅力と、VICTORINOX独自の技術とデザイン性が合わさり、男心くすぐること間違いなし。



[4] BULOVA(ブローバ)CURV 96A205 44mm

BULOVA CURV 96A205 44mm スペック

SKU:96A205 ムーヴメント:ハイプレシジョンクォーツ/カーブクロノグラフ ケースサイズ:44㎜

厚さ:10.1㎜ ケース素材:ステンレススチール 風防:カーブサファイアクリスタル/無反射コーティング

防水性:3気圧防水 ベルト:ステンレススチール 価格:138,600


4本目はBULOVAの腕時計。

BULOVAは1875年に宝飾店「J.ブローバ」としてスタート。

1911年に時計の製造を開始し、大きな反響を得て時計メーカーへの転換を図る。

その後時計製造・組立工場を設立する等時計作りへの本格化が進み、1923年に「ブローバ・ウォッチ・カンパニー」と改称される。

その後世界初の時計ラジオの発表や第二次世界大戦中の米軍に向けて軍用時計の納入、世界初の音叉式電子時計の名作「アキュトロン」の発表、262.144kHzの高振動で駆動する高精度クォーツ「ブローバ プレシジョニスト」の発表、世界初のカーブしたクロノグラフムーブメントを搭載したコレクション「カーブ」の発表等、腕時計の歴史に風を吹かし続けるメーカーである。

ニューヨークでは10月4日を「ブローバの日」として定められるほど。

現在は日本が誇るCITIZENの傘下として商品を展開している。


そんなBULOVAから紹介するのは技術を詰め込んだ力作「カーブ」シリーズから。

「カーブ」シリーズは世界初のカーブしたクロノグラフムーブメントを搭載したBULOVAの看板コレクションの1つだ。

「心地よさや快適さ」「物理的な豊かさよりも感覚的な豊かさ」を重視した物づくりの精神から生まれたもの。

カーブさせたことによる見た目の美しさはさることながら、着け心地にもこだわりが詰まっている。

そのカーブしたムーブメントの正体はBULOVAが誇る独自の262KHzで振動する高精度ムーブメント「ハイプレシジョンクォーツ」だ。

このムーブメントはクオーツでありながら非常に高振動な為、スイープ運針なのだ。

クオーツでスイープ運針はなかなかに珍しい。



BULOVAはそんな高性能クオーツを裏から一望できる仕掛けまで盛り込んできた。

機械式腕時計での裏スケ仕様はよく聞くが、クオーツの裏スケはこちらもなかなか珍しいのではないだろうか。

このような細かな仕掛けはBULOVAならでは。

ここまでのギミックが付いて価格は138,600円と良心的。

ややひねくれた発想が男心を完全に虜にする、そんな腕時計だ。



[5] SEIKO(セイコー)PROSPEX SPEEDTIMER SBDL089 39mm

SEIKO PROSPEX SPEEDTIMER SBDL089 39mm スペック

SKU:SBDL089 キャリバー:V192 ムーヴメント:ソーラー ケースサイズ:39㎜(高さ45.5㎜)

厚さ:13.3㎜ ケース素材:ステンレススチール 風防:カーブサファイア/内面無反射コーティング

防水性:日常生活用強化防水(10気圧防水) ベルト:ステンレススチール 価格:88,000


最後に紹介する腕時計は日本が誇るSEIKOから。

SEIKOは1881年に「服部時計店」として創業され、おもに中古時計の修繕と販売から事業を開始した。

よりよい時計を自社で製造したいという思いから、1892年に時計製造工場「精工舎」が設立。

その後国産初の腕時計「ローレル」の完成や国産初の自動巻腕時計「オートマチック」の発売、安定した品質を誇る「マーベル」の発売、「マーベル」をベースとした国産の自動巻腕時計の普及の先駆けとなる「ジャイロマーベル」の発表、スイスのクロノメーター優秀級に匹敵する精度を誇る「グランドセイコー」を発売するなど1960年までに数多くの名作が生まれている。

その後も国産初クロノグラフ、ワールドタイム、ダイバーズウォッチの発売など、国産初を総なめ。

そして1969年に世界初クオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」を発売。

SEIKOの快進撃は止まらず、腕時計の初に挑戦する世界的なブランドになった。


今回紹介する腕時計もSEIKOの名作にふさわしいPROSPEXからSPEEDTIMERのモデル。

1960年代のセイコークロノグラフ開発史の象徴である「SPEEDTIMER」の名を受け継ぎ、PROSPEXシリーズで展開されているスポーツウォッチである。

ムーブメントは世界に誇る精度を持つ「V192」のソーラームーブメントを搭載。

日常使いをする分にはほぼ電池交換をする必要がないところがソーラーの嬉しいポイント。

ケース系はクロノグラフのスポーティーなデザインながら39mmに抑えている。

国産ブランドらしいアンニュイな表現の1つだ。



文字盤のカラーとケースサイズ、諸々が相まって腕にとても馴染む。

日常生活用強化防水10気圧を備えており、気を遣うことなく着用できそうだ。

ここまでのパフォーマンスで価格は88,000円とかなり良心的な設定だ。

国産ブランドなので、購入やメンテナンスが楽ちんなのも魅力的である。


まとめ

10万円前後でこれだけのブランドそれぞれの強みや歴史、デザイン性を感じることができた。

ブランドの事を詳しく調べると違った見え方ができて、より腕時計の魅力に気付くことができるのではないだろうか。

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